武生へ:『極 池上遼一展』:#1 充実の2日間

from Otoshibumi:2019年8月9日、10日

 池上先生の生まれ故郷である武生へ8月9日、10日の1泊2日で行ってきました。

8月9日夕方の武生駅。ボルガライスを食べ、ホテルへ戻ってきました。
ネット上にあるボルガライスのポスター。この絵を探すのとカフェ・ド 伊万里でボルガライスを食べようとFujikenさんと計画してました。そこへ。

 池上先生のファンであるのだから、武生にはいつかは行きたい。相棒であるFujikenさんとも、時間があったらボルガライスを食べに行こうなんて、昔から話をしていました。私は埼玉県に住んでいますが、福井県越前市は遠いです。なので、重い腰が上がらず、武生行きを悩んでいました。

 そんな中、「極 池上遼一展」が越前市の武生公会堂記念館で行われるとのこと、さらに、8月10日には池上先生による記念講演会「劇画家 池上遼一ができるまで」まで行われるとのこと。さらに、「ボルガライスを食べようキャンペーン」まで、いろいろ。相棒であるFujikenさんからは、情報がネットに出始めた頃から、強力なPush! Push! Push! です。
 仕事の山が過ぎた先週の土曜日、池上遼一.databaseの活動を久しぶりに再開することができました。土、日曜日にFujikenさんからいただいていた情報を整理し終えた頃、Fujikenさんから、サイン会の応募が当選したとの連絡がありました。こうなると、Fujikenさんは行く。じゃあ、ボクもか?
 今回のイベントは、今まで動けなかったことへの貴重な機会であることに気づかされました。で、武生へ行くことになったのです。行くからには真面モード、スイッチを入れて楽しまなければなりません。

 ホテルを予約し、記念講演会の前日である8月9日金曜日に武生へ乗り込みました。2日間の行程は、以下のようなものでした。

8月9日(金)

大移動
 5:30に起床。JRにて東京、米原経由で武生へ。11時前に到着。

越前市観光・匠の技案内所
 まずは武生のことについての情報収集。
 2日間にわたり、大変お世話になりました。ありがとうございました。

昼食:越前めん処 江戸屋
 越前市のグルメは、越前おろしそば、ボルガライス、中華そばとのこと。ラーメン大好きな私は、迷わず中華そばを選択。

「池上遼一 劇画の世界」: 越前市中央図書館:見学
 池上先生の懐かしいコミックスが並んでいるのをネットへ発見。昼食場所から一番近いこちらから活動スタートです。
 ** 別にレポートを用意しました。

「極 池上遼一展」: 越前市武生公会堂記念館:見学
 本命の展示会の見学。ゆっくり、じっくり、堪能させていただきました。そして、情報収集。
 ** 別にレポートを用意しました。

武生公会堂記念館での案内。Crying フリーマンが映えます。

池上先生の故郷(旧南条郡武生町末広町):散策
 「極 池上遼一展」で情報収集した池上先生の故郷を散策してきました。
 ** 別にレポートを用意しました。

ホテルへのチェックイン

越前打刃物『昇龍』: 武生駅構内:見学
 今回の展示会のために池上先生が描かれた『綱竜と侍』の題材になってる越前打刃物で作られた『昇龍』というものが、武生駅構内になるということで探しに行きました。立派な龍でした。
** 別にレポートを用意しました。 

総社大神宮:見学
 神社めぐりは私の趣味ですので、こちらも。越前の国内の神々が一堂に祀られているそうです。

カフェ・ド 伊万里:池上先生の作品見学
 ボルガライスを夕食にと思い、伺ったのですが、営業時間が終わっていました。しかし、池上先生の妹さんとお会いすることができ、池上先生のたくさんの作品を見せていただきました。
** 別にレポートを用意しました。

夕食:ヨコガワ分店
 初めてのボルガライスに感動。自家製デミグラスソースで炒めたオムライスがおいしかったです。カフェ・ド 伊万里から暑い中歩いてきたので、生ビールも最高でした。

ホテルへ
 資料整理に、メール、調べごとなどなど、やることいっぱいでした。

8月10日(土)

起床:7:30
 朝早くから移動を開始しているFujikenさんへメール。一日の日程を確認。

ホテルをチェックアウト:武生駅周辺:散策

Fujikenさん、ガイさんと合流

カフェ・ド 伊万里:ボルガライスを朝食に、池上先生の作品見学
 昨日、食べられなかったボルガライスが朝食になりました。3人での活動がスターです。
** 別にレポートを用意しました。

「極 池上遼一展」: 越前市武生公会堂記念館:見学
 2回目の見学。仲間と観ると話が弾みます。昨日とは違った形で、堪能させていただきました。
** 別にレポートを用意しました。

 こちらのレポートも参考にしてください。

武生へ:『極 池上遼一展』: #11 『綱竜と侍』が『越前市広報』の表紙になりました

武生へ:『極 池上遼一展』: #12 越前市での作品をまとめてみました

池上先生 近影

記念講演会「劇画家 池上遼一ができるまで」:越前市福祉健康センター 多目的ホール
 池上先生に対し、越前市文化功労者の表彰が行われました。
** 別にレポートを用意しました。

池上先生サイン会:越前市武生公会堂記念館
 Fujikenさんが応募して、サイン会に当選しました。
** 別にレポートを用意しました。

「池上遼一 劇画の世界」: 越前市中央図書館:見学
 時間ができたので、3人で越前市中央図書館へ伺うことにしました。今回の一連の企画を計画された職員の方と話ができ、感動しました。
** 別にレポートを用意しました。

夕食:いろは本店
 三杯目のボルガライス。この結果、3枚目のクリアファイルをGETしました。そして、二杯目の中華そば。おいしかったです。

池上先生の故郷(武生市街):散策
 「極 池上遼一展」で情報収集した池上先生の故郷を散策してきました。二日目は、武生市街でエリアを拡大しました。
 ** 別にレポートを用意しました。

大移動
 18:50に武生発。JRにて米原、東京経由で帰路へ。11:30に帰宅。

 一泊2日の短い時間でしたが、充実した時間を過ごすことができました。行きたいと思ったところは、全て行くことができました。ものすごいパワーを使いましたので、翌日の11日は14:30まで爆睡でした。

  今回の旅行では、越前市武生公会堂記念館のスタッフの方々をはじめ、多くの方々にお世話になりました。ありがとうございました。 

2019年8月13日記

武生へ:『極 池上遼一展』:#2 『極 池上遼一展』:武生公会堂記念館

From Otoshibumi:2019年8月9日、10日

こちらが、武生公会堂記念館です。
Crying フリーマンはやっぱりかっこいいです。この画は、単行本『Crying フリーマン』(BIG COMICS:小学館)の第3集の表紙で使われました。
展示会は2階。そこへ向かう1階のエントランス。

今回の旅のメインである『極 池上遼一展』、しっかりと見てきました。

 そもそも、池上先生の作品の原画を目にすることは、とても難しいのです。池上先生が、展示会をすることを望まないからだと思います。こんな中で、池上先生の故郷で、展示会が開催されるのは、すごいことなんです。
 そして、今回の展示会で展示された池上先生の作品は、107点です。私が今までに観た最大規模でした。

 そしてこの展示会は、「故郷で、最後の展示館となる」との情報まで上がってきました。そんなことはないのではと思いつつも、この機を逃すことは後に悔いが残るわけです。また、どこかで池上先生の展示会はあると願いつつも、行かずにはいられない状況になり、こちら、武生公会堂記念館までやってきました。

 選ばれた作品は、各時代ごとにその時代の代表作で構成されていました。

 スタートは、ガロでのデビュー作の『罪の意識』からです。ガロに掲載された作品は『罪の意識』を含む8作品が展示されていました。すごいと思ったのは、『白い液体』、『夏』、『おえんの恋』です。本当に1960年代の画なのかと疑いたくなります。

 1970年代の作品では、『I・餓男』日本編の原画を見られるとは思いませんでした。短編から『安達ヶ原黒塚の鬼女』を選んでいただけたのは、涙もの。さらに、扉となったカラーの画も用意されていました。
 『男組』もいいです。『男組』や『I・餓男』は、それだけで名場面がいっぱいありますから、いっぱいいっぱい並べた原画をお腹いっぱいになるぐらい堪能させていただけないものかと願うことになりました。

 1980年代からは、『男大空』、『クライングフリーマン』『信長』が選ばれていました。『信長』の二色カラーは、ものすごい完成度で、驚きました。

 すごすぎるのは、『お勢登場』『藤十郎の恋』でしょう。本当に、1996年に描かれたものなのでしょうか?20年以上前の作品なんですよ。

 そして、私のお気に入り、4ページで構成された『人魚』。思った以上にきれいでした。『サンクチュアリ』の最終話は涙が浮かんできました。

 さらに、『HEAT-灼熱-』、『覇-LORD-』、最新作の 『BEGIN』 や 『アダムとイブ』 まで、たくさん感動できます。

 作品は、黒い壁紙の上に貼られ、その上からアクリル板でコーティングされていて、とても見やすく、趣のある感じが好印象でした。照明の当て方もよかったからでしょうか。ファンとしては、池上先生の作品を大事にしていただいていて、好印象です。

 こういった原画を見てしまうと、いろいろなことを考えてしまいます。池上先生の画はできるだけ大きな用紙で、できるだけ質のいい紙で、できるだけ原画に近い形で本にしていただけないものかと、思ってしまいました。普段目にしている単行本の紙の質がよくないからでしょうか?ものすごいギャップを感じました。

武生公会堂記念館の入り口を入るとすぐに、『サンクチュアリ』が出迎えてくれます。
そして、その正面は、今回の企画のために書き下ろされた『綱竜と侍』。記念撮影ができます。

 こんなにも、たくさんの原画を目にできるのは、今までありません。この展示会、9月1日日曜日まで開かれています。是非、訪ねてください。併せて、カフェ・ド 伊万里にも脚を運んでいただければ、さらに、たくさんの池上作品に出会うことができます。

武生公会堂記念館「極 池上遼一展」開催中! https://www.city.echizen.lg.jp/office/090/030/koukaidou/ikegamiryoichi.html

この展示会では、池上先生の作品を堪能させていただいただけではなく、たくさんの情報収集もさせていただきました。
 スタッフの方々には、大変、お世話になりました。ありがとうございました。

2019年8月15日記

武生へ:『極 池上遼一展』:#3 「池上遼一 劇画の世界」:武生市中央図書館

from Otoshibumi:2019年8月9日、10日

 武生市中央図書館のフロアの一角に「武生公会堂記念館連携特別展示『池上遼一 劇画の世界』」と題して、池上先生が今まで発行したコミックスがずらりと並んでいました。その数60数点です。この越前市中央図書館が所有しているものの一部ということなのですが、すごいです。池上先生のファンを匂わせるうれしい展示内容でした。

何がすごいのか?ご説明します。

・池上先生のコミックスは、再発がたくさんなされています。その中で、ここに展示されている多くの単行本が【1st】版なのです。【1st】版とは、初めて単行本化されたコミックスのシリーズです。
 その単行本は、壁に発売順に展示されていました。さらに、「『池上遼一 劇画の世界』展示作品・資料 一覧」というタイトルの目録まで用意されています。

・池上先生の貸本時代の第3作目である『冥土で笑う奴』を掲載した魔像 60集(日の丸文庫)、ガロでの入選作『罪の意識』を掲載したガロ1966年9月号(青林堂)、商業誌へのデビューし、水木先生から独立するきっかけとなった『追跡者』を連載した少年キング1968年43号、45号(少年画報社)などなど、池上先生の初期の作品を掲載した貴重な単行本や雑誌が展示されています。(写真ガラスケース内右と正面左)これらの単行本や雑誌は入手が難しいので、一見の価値があります。

・池上先生の描いた短期連載や読み切り作品を収録した短編集が多く展示されています。しかも、古い『青春地獄』(東考社)や『土中に咲いた白い花』(若木書房)をはじめ、ほとんどの短編集が並んでいます。(写真ガラスケース内左 )

・長期連載作品については、全て網羅されていました。『信長』や『修羅雪姫』は未完の【1st】版の単行本ではなく、完結しているバージョンを紹介していただいているのもありがたいです。
 一点だけ追加させていただくと、『流月抄』は掲載誌が休刊になり、後日、別誌にて『ベスティア』というタイトルで再掲載された上に、追加分の作品も掲載されましたので、単行本の収集をされている方々には、こちらの方が完全版となるのでお勧めします。

 池上先生の単行本を集めている方には是非、見ていただきたい展示です。武生公会堂記念館からは、少し距離が離れていますが、これから、『極 池上遼一展』を見学される方は、是非、見学ルートに加えてください。

 私もたくさんの関連書籍、グッズを集めさせていただいていますが、4点ほど知らないものが、展示されている裏手に置いてありました。情報収集、バッチリできました。ありがとうございます。

 二日目に、再訪問させていただいたときに、この企画を担当していただいている職員の方とお話しすることができました。この図書館での展示もよかったですが、この企画を担当していた職員の方が『極 池上遼一展』も手がけられたそうです。どうりで。質の高い展示会であった理由は、ここにもありました。

大変、お世話になりました。ありがとうございました。

武生に来たらボルガライスの法被はこちらにありました。

2019年8月13日記

武生へ:『極 池上遼一展』:#4 講演会『劇画家 池上遼一ができるまで』:越前市福祉健康センター 多目的ホール

from Otoshibumi:2019年8月10日

 池上先生の講演会は、珍しいです。ので、今回の旅行の日程は、池上先生のこの講演会を聞くために設定されました。

講演会会場の様子

 この講演会の前に、池上先生は、越前市文化功労者の表彰をされました。池上先生は、市長さんから大きな賞状を授与されていました。おめでとうございます。

越前市文化功労賞を受けた会場

 今回の講演会の題は『劇画家 池上遼一ができるまで』というもので、武生での思い出や劇画家となった今までの歩みを語っていただこうという企画だったようです。
 これを受け、池上先生は、「僕が克服した壁」と「僕を作っていただいた人々との出会い」の2部構成で、お話になりました。

 「僕が克服した壁」は、幼少期の武生での思い出から始まり、時代を順にたどりながら、先生が経験された4つの壁について、話されました。
 一つ目の壁は、大阪時代の後半、漫画家になれなかった時代の話。ガロでの『罪の意識』の入選から、水木しげる氏のアシスタントになるまで。
 二つ目の壁は、暗いものしかかけない格闘。小池一夫氏とのバイオレンスもの、復讐ものである『I・餓男』と『男組』の成功まで。
 三つ目の壁は、高橋留美子氏のラブコメの台頭。小池氏と自分たちの道を貫くことでの脱出まで。
 四つ目の壁は、大友克洋氏などの若手の台頭。そして、現在まで。

「僕を作っていただいた人々との出会い」 では、武生小学校での担任の先生の話に始まり、大阪時代の看板屋の大将の話。水木しげる氏、つげ義春氏の話。そして、池上先生とタッグを組んできた原作者、小池一夫氏、雁屋哲氏、工藤かずや氏、史村翔/武論尊氏の思い出やいただいたお言葉について語られました。

 最期に、マルティン・ルターの次の言葉で締められました。池上先生の座右の銘だそうです。

「たとえ明日、世界が滅びようとも、私は今日、リンゴの木を植える」

池上先生が講演された椅子
受付に置かれた花

2019年8月17日記

武生へ:『極 池上遼一展』:#5 サイン会:武生公会堂記念館

from Otoshibumi:2019年8月10日

 池上先生のサイン会は、8月10日の16時より武生公会堂記念館で行われました。講演会の後ということもあり、たくさんの方が見学していました。

Fujikenさんがサイン会でいただいた『綱竜と侍』。用紙は、越前和紙でした。

 このサイン会で池上先生からサインをいただくためには、 7月31日までに葉書かメールで事前に応募する必要がありました。定員は30人と狭き門。当選者のみしかサインはもらえません。

 詳細は、こちら。

池上先生サイン会 【事前申込要・抽選】<終了しました> https://www.city.echizen.lg.jp/office/090/030/koukaidou/ikegamiryoichi.html

 私は、7月31日の時点で武生に行くか行かないかを決めていなかったので、応募には、不参加でした。しかし、Fujikenさんは、えらい!しっかり応募して、権利をGETしました。

2019年8月16日記

武生へ:『極 池上遼一展』:#6 『綱竜と侍』

from Otoshibumi:2019年8月9日

 池上先生が今回の展示会に向け、書き下ろした画が『綱竜と侍』です。

 『極 池上遼一展』でも原画が展示されていました。ここでの説明では、「描くなら勇猛な武士を」、「背景にはJR武生駅構内に設置されている越前打刃物で作られた『昇龍』を入れたい」などのことから、このような画になったそうです。
 龍を描くのは池上先生が得意とするところですが、頭、背びれ、尾が刃物であることがわかりますか?

 「 JR武生駅構内に設置されている越前打刃物で作られた『昇龍』 」を早速、探しに行ってきました。

うろこも尾も全て刃物です。

 武生駅構内の『昇龍』もこれから『極 池上遼一展』を見学する方は、見学ルートに加えてください。JRを利用されて武生に行かれる方は、出口の改札口に向かって右手の方向にあります。でかいモニュメントですから、すぐにわかります。

2019年8月16日記

武生へ:『極 池上遼一展』:#7 カフェ・ド 伊万里は、池上遼一美術館

from Otoshibumi:2019年8月9日

 この旅の目的地の一つであるカフェ・ド 伊万里へボルガライスを食べに行ってきました。
 9日の夕方にお伺いしたのですが、ボルガライスどころではありません。店内には、池上先生の作品がずらり、すらり、すらり。しかも、カラーものの作品が主の30作品です。さすがに、『極 池上遼一展』を観た後でしたので、驚きは少し押さえられましたが、その興奮は大変なものでした。

入り口を入って、フロアは2つに分かれます。こちらは右側のカウンター席。

 展示してある作品は、涙ものです。『刺青』、『天使が舞いおりた』x2、『修羅雪姫』、『ドリフターズ』、『信長』x3、『舞』、『黒田官兵衛』、そして、『夕雨子』まで、代表作でいっぱいでした。
 その中でも、『夕雨子』や『刺青」は私の好きな作品でもあるので、たまらなかったです。今回の旅で気づいたことですが、『信長』の描き込みがすごいことに気づかされました。

 作品の構成ですが、原作者付の作品は色紙が多く、カラー作品の多くのものが池上先生オリジナルのものです。 写真を撮ってもいいとの話でしたので、権利な関係というのが理由なのだと思います。私は、池上先生のオリジナル作品が好きなので、ここで展示されているものは、ただただすごいといえるもので、オリジナル作品をここまで観れたのは涙ものなのです。
 また、越前市での作品も『伝統産業PR』、『綱竜と侍』、『ボルガライス』の原画も見ることができます。

カウンター席の裏側にあるコミックスの山。池上先生の作品がいっぱい。読み込まれている『Crying フリーマン』は、観たことのないような年季が入っていました。
右側のフロアのテーブル席。こちらにも、たくさんの池上作品が。3枚知らない作品を見つけて、さらに感動。
『『黒田官兵衛』がこんなところに。感動。

 ボルガライスを夕食にと思って伺ったのですが、閉店間際の時間でした。(朝早くからの営業で、夕方早くに閉店)幸運なことに、池上先生の妹さんにお会いでき、池上先生のことや作品についてのお話を聞くことができました。お客さんが誰もいない状態でしたので、作品もゆっくり見せていただきました。
 大変ありがとうございました。お世話になりました。

  ボルガライスはお預けになりましたが、充実した時間となりました。

2019年8月17日記

武生へ:『極 池上遼一展』:#8 ボルガライスを食べよう キャンペーン!

from Otoshibumi:2019年8月10日

 『武生に来たらボルガライス』。このフレーズは、頭の中で「武生=ボルガライス」となるぐらい刻まれています。なので、キャンペーンがなくても今回の旅行で、必ずボルガライスを食べていたはずです。

 今回の武生への旅行で、私は3杯のボルガライスを食べました。どの店のボルガライスも個性的で、違うんです。店のカラーも反映されているのだと思います。おいしくいただきました。
 ボルガライスを作るのは大変です。まず、オムライスを作らなければなりません。デミグラスソースでお米を炒めて、卵で包みます。その上、カツを揚げて乗せなければならないのです。ですから、どの店でも出てくるまでに、時間がかかりました。注文してすぐに出てくるだけが、いいことではないんですよね。どんなものが出てくるのかを楽しみながら待つというのも大事なことのです。

 どこがおいしかったのかを語るのは、全てを食べていないのにおこがましいのですが、今回の旅行で食べたもののNo.1であったカフェ・ド 伊万里さんのボルガライスをお勧めします。

これが、夢にまで見たカフェ・ド 伊万里さんのボルガライス。写真は、大盛です。コーヒーとのセットをお願いしました。
味がいいのは当然ですが、上にのったカツが厚いんです。食べ応えがありました。

 日本ボルガラー協会が、『極 池上遼一展』とタッグを組んだこのキャンパーンは、特典もいっぱいです。私もキャンペーンに参加してきました。

 第1弾:『極 池上遼一展」を観覧し、協賛店でボルガライスを食べると、『武生に来たらボルガライス』のクリアファイルがもらえます。企画展の半券を見せる必要があります。

 私は、3杯のボルガライスを3件で食べましたので、3枚のクリアファイルをいただきました。

食べた分だけもらえるというので、ルール上、よかったのでしょうかね?

 第2弾:武生公会堂記念館と協賛店にある3つのキーワードを集めて応募すると正解者の中から抽選で、『直筆サイン入りポスター』や『直筆サイン入り越前和紙タンブラー』などが当たります。

 もちろん、キーワードを集めて応募してきました。ポスターが当たるといいな。でも、『協賛店で至要な可能なお食事券』が当たっても、無駄になっちゃうな。もう、当たるつもりになっている。

 さらに、第3弾もあるそうです。ポスターやパンフレットには、『直筆サイン入りボルガライスハッピ(完全非代品)1名様』と『2019年池上遼一カレンダー(サインはありません)10名様』が当たるそうです。

詳しくは、こちらを参考にしてください。
池上先生が、サインしている姿が確認できます。

極 池上遼一展×ボルガライスを食べようキャンペーン
https://volga-rice.jimdo.com/2019/06/28/ikegami-ten-campaign/

ボルガライスのことについては、こちらで全て解決できます。

日本ボルガラー協会
https://volga-rice.jimdo.com/

2019年8月16日記


武生へ:『極 池上遼一展』:#9 池上先生の故郷を散策:末広町

from Otoshibumi:2019年8月9日

 8月9日(金)に武生公会堂記念館の『極 池上遼一展』 を見学させていただいた中で、たくさんの情報を手にしました。長い間、池上先生のファンをしてきましたが、知らないのは、武生でのこと。展示会で、一番入手できたのが、池上先生の故郷である越前市武生のことでした。

 展示会では、池上先生の年譜や池上先生の過ごされた町の地図とその解説も用意してありました。どういう街で過ごされたのかを知るべく、2日間にわたり、散策をしてきました。たくさんの写真を撮りましたが、その一部を紹介します。

 池上先生は、旧南条郡武生町末広町(現越前市武生柳町)で生まれ、育ちました。武生南小学校を卒業されたとのことだったので、小学校を目標に散策を開始しました。

池上先生の講演会で話しにあった、「上総社」です。神明神社です。
上総社の拝殿に祀られた龍。池上先生は、子供の頃からこの龍を観ていたのかな?
小学校の近くのお寺です。市内にはびっくりするぐらいたくさんのお寺さんがあります。そのお寺さんは、どれもでかい!お寺好きの人にはたまらないと思います。
こちらが池上先生が卒業された「武生南小学校」。池上先生の過ごされた時代の面影は残っているはずがありません。ん・・・。そうだ!
校庭から眺めた山の形は変わっていないのではないでしょうか?
小学校の近くの路地裏に、昭和の時代を感じさせる建物がありました。
末廣神社は、細い路地が入り口です。この神社で、池上先生のお名前を発見。
末廣神社の拝殿。
末廣神社の拝殿と狛犬。この狛犬は、池上先生が奉納されたものです。
池上先生が講演会で話されていた上総社から下総社にかけての広い道路。「その道路の両側に北陸独特の豪壮な屋根の建物があった」と語っていました。こういう建物だったのかな?
池上先生が遊んだ日野川。きれいな川でした。
日野川と末広町の間を走る北陸本線。池上先生は、川からの帰り道、この線路に走る蒸気機関車に手を振ったと語っていました。写真は、特急サンダーバード。

2019年8月15日記

武生へ:『極 池上遼一展』:#10 池上先生の故郷を散策:武生市街

from Otoshibumi:2019年8月10日

 二日目は、エリアを拡大しての武生市街の散策です。
 武生の街にはたくさんのお寺があります。その建物はものすごく大きいです。そして、小川(町用水というらしい)が道の横に流れていたりします。門前町で、古い歴史を感じられました。
 池上先生の中学生までの当時のエリアは、どの辺だったのでしょうか?詳細は不明です。『極 池上遼一展』で紹介されていたところを、散策してみました。

「総社大神宮」本殿。越前国内の神々が一堂に祀られているそうです。
川面に白い花が。カフェ・ド 伊万里からの帰り道、小さな川に水草が生えていて、その水草が花を咲かせていました。感動!
池上先生の講演会で、「上総社から下総社にかけて広い道があり、その真ん中に小川が流れていて、その脇に松並木があった」と語っていました。その光景に近い道を発見。今だと舗装されて、こういう感じに整備されるのでしょうかね。写真は桂町の道です。
越前国の国分寺。歴史ある町はすごいです。
千代鶴神社の神橋。越前打刃物の祖といわれる千代鶴国安を祭る神社だそうで、展示会の地図で紹介されていました。池上先生の父が越前打刃物の職人さんだったそうです。

2019年8月15日記