武生へ:『極 池上遼一展』:#7 カフェ・ド 伊万里は、池上遼一美術館

from Otoshibumi:2019年8月9日

 この旅の目的地の一つであるカフェ・ド 伊万里へボルガライスを食べに行ってきました。
 9日の夕方にお伺いしたのですが、ボルガライスどころではありません。店内には、池上先生の作品がずらり、すらり、すらり。しかも、カラーものの作品が主の30作品です。さすがに、『極 池上遼一展』を観た後でしたので、驚きは少し押さえられましたが、その興奮は大変なものでした。

入り口を入って、フロアは2つに分かれます。こちらは右側のカウンター席。

 展示してある作品は、涙ものです。『刺青』、『天使が舞いおりた』x2、『修羅雪姫』、『ドリフターズ』、『信長』x3、『舞』、『黒田官兵衛』、そして、『夕雨子』まで、代表作でいっぱいでした。
 その中でも、『夕雨子』や『刺青」は私の好きな作品でもあるので、たまらなかったです。今回の旅で気づいたことですが、『信長』の描き込みがすごいことに気づかされました。

 作品の構成ですが、原作者付の作品は色紙が多く、カラー作品の多くのものが池上先生オリジナルのものです。 写真を撮ってもいいとの話でしたので、権利な関係というのが理由なのだと思います。私は、池上先生のオリジナル作品が好きなので、ここで展示されているものは、ただただすごいといえるもので、オリジナル作品をここまで観れたのは涙ものなのです。
 また、越前市での作品も『伝統産業PR』、『綱竜と侍』、『ボルガライス』の原画も見ることができます。

カウンター席の裏側にあるコミックスの山。池上先生の作品がいっぱい。読み込まれている『Crying フリーマン』は、観たことのないような年季が入っていました。
右側のフロアのテーブル席。こちらにも、たくさんの池上作品が。3枚知らない作品を見つけて、さらに感動。
『『黒田官兵衛』がこんなところに。感動。

 ボルガライスを夕食にと思って伺ったのですが、閉店間際の時間でした。(朝早くからの営業で、夕方早くに閉店)幸運なことに、池上先生の妹さんにお会いでき、池上先生のことや作品についてのお話を聞くことができました。お客さんが誰もいない状態でしたので、作品もゆっくり見せていただきました。
 大変ありがとうございました。お世話になりました。

  ボルガライスはお預けになりましたが、充実した時間となりました。

2019年8月17日記