ビッグコミック・スペリオール 5号（小学館）：2020年 2月14日
この作品のとびらは、まさに今までの池上遼一ワールド。そう思わせる展開から、ふっと力抜ける展開が、まさに”新境地”！。新しい、池上遼一ワールドが提案されました。
久部緑郎：原作、河合単：画『らーめん再遊記』の新連載と『行列の女神～らーめん才遊記』のドラマ化を記念して、ビックコミック・スペリオールが『スペリオール ラーメン祭り2020』という企画を立ち上げました。この企画にのったのが、池上先生。そして、池上先生のオリジナル作品が『特例コンプライアンス』です。前号の予告では、『池上遼一×ラーメン!!？』、『巨匠が挑む新境地読切!!!!!!!!!!!』、『巻中カラー！』と表され、謎が謎を呼ぶ企画となってしまったのです。
この作品は、池上遼一流ギャグ？なんともいいがたい独特の世界観を作り上げてしまいました。昔からの池上ファンから言わせていただければ、まさに、“新境地”という言葉が当てはまるのだと思います。
作品の雰囲気は、前作の『BEGIN』より、『アダムとイブ』に近いのではないでしょうか？
この企画は、続編が期待できそうですね。今回は、ラーメンがテーマだったわけですが、いろいろなテーマで展開できそうです。たくさんの要望も受け入れられそうなこの作品の続きが読みたいです。
ふっと、力の抜いた池上作品もいいかも。池上先生、いろいろなことを考えています。次回の池上遼一オリジナル作を期待したいですね。